来年度からの高卒認定試験の科目について

まだ正式な変更点は確定していないようですが、来年度から高卒認定試験も新課程に対応した科目での実施となるようです。その具体的な変更点を調べてみたのですが・・・これは一部で非常に厄介なことになりそうですね。

すごく大雑把な理解の仕方なのですが、要は次の通りです。

1,平成26年度からの高卒認定試験での理科の実施科目は、「科学と人間生活」「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の計5科目。
2,基本的に理科の科目合格のためには、上記のうち3科目(3分野)を合格しなければならない。
3,中でも「科学と人間生活」は1科目で2分野の扱いになる。※旧課程での「理科総合」も同じ扱い。

このため、理科の合格には次のいずれかのパターンになるわけです。
① 「科学と人間生活」+(「○○基礎」から1科目を選択)
② 「○○基礎」から3科目を選択
このように考えると、理科も選択科目によって受験科目数が変化することになるのですね。

さてこれが厄介なことになるのは、科目合格や免除科目が存在したときなのです。

きちんと整理したものはいずれ正式発表の後に掲載しようと思いますが、今の発表されている内容を元にすると、次のようなケースが考えられます。

○ケース1・・・「旧課程での科目合格が取り消し?」
例えば今年の高卒認定試験で、Aさんは「理科総合Aと物理Iを合格」したとしましょう。またBさんは「物理Iと化学Iを合格」したとしましょう。この二人が来年の高卒認定試験を受ける必要が出た場合、Aさんは来年度も理科を合格した扱いになり、Bさんは一科目不足した状態になってしまうのです。・・・なかなか厄介でしょう。

これが高卒認定試験の科目合格であれば、「合格か不合格か」という非常に分かりやすい線引きになりますが、高校での単位修得を元にした「科目免除」を考えた時には、今まで高卒認定試験を指導してきた方々でさえ、間違えてしまう可能性は高いと感じます。

○ケース2・・・「理科の科目免除が減少する?」
私も詳細は分かりませんが、現在うちの塾に来ている生徒を考えると、全国の高等学校で「科学と人間生活」の授業を開講しているところはどれくらいあるのでしょう。正直、非常に少ないのでは無いかと思います。だとすると自然に、理科の免除のためには、○○基礎3科目分の単位が必要になるはずなのです。

今の高等学校の開講科目はいろいろと工夫されていることは知っていますが、さすがに1年生の頃から理科を3科目履修させる学校はほとんど無いのでは無いでしょうか。だとしたら自然に2年生の単位まで必要になってきます。新課程のカリキュラムでさえこのような状態なので、旧課程の単位を取っている受験生にとっては、科目免除の可能性がかなり減ってきてしまうでしょうね。

以上は私がこの変更点を見て、すぐに思いついたレベルのものです。もっと時間をかけていろいろなケースを想定していくと、更に厄介な状況が見えてくると思います。

私が今回このような記事を書いたのは、新課程での合格基準に文句を言いたいわけではありません。このように制度が変更になるため、厄介なケースが出てきてしまうことを、少しでも多くの人が知っておかないといけない・・・ということなのです。

私の経験上、免除科目が変更になると、どんなに高卒認定試験の出願に慣れている先生でも、つい見落としてしまうことが出てきてしまいます。そこで変更点を踏まえた上で、それぞれの先生がいろいろなシミュレーションをしておかないといけないのですね。こういうところを簡単に考えていると、かなり手痛いしっぺ返しが来ますから。

ということでまだまだ正式な発表では無いため取り留めのないお話になってしまいましたが、ぜひ来年度の高卒認定試験から大きく免除科目などに変更が出てくることを知っておかれてください。それだけでも随分と違ってくると思います。

では正式な発表の後、また改めて書いていこうと思います!

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