平成26年度高卒認定試験の出願書類を見て

昨日、平成26年度第1回高卒認定試験の出願書類(受験案内)が塾に届きました。事前に知っていることがあったので、個人的には予想の範囲内ではあったものの、かなり大きな変更が為されていますね。過年度との比較が困難な方のために、注意点をまとめておきたいと思います。

1,理科科目の受験科目、及び合格要件の変更
やはりこれが最も大きな変更かと思います。先日の記事でもまとめた通り、実施科目が新課程のものになるので、合格要件もそれなりに変わっていると言えます。

さて2つある合格要件を比較すると、恐らく受験生の負担が少なくなるのは「科学と人間生活」と「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎の中から1科目」の合計2科目の合格・・・というものだと思います。しかしここで厄介になるのが「科学と人間生活」という科目。これに関しては、少し調べた範囲では参考書の類はほとんど書店に置かれていません。

数研出版を例に、少し教科書の出版社を調べてみると、「科学と人間生活」は基礎科目の”副読本”という扱いが多いようです。ならばこの科目に対する勉強は、少し難しくなるかもしれませんね。

考えられるのは、教科書販売店にて「科学と人間生活」の教科書を購入することが最もいい対策であると思います。しかしそれがどうしても叶わない時には、「基礎科目を2科目分勉強する」ということが次に挙げられると思います。これであれば、簡単な問題集であっても購入することが出来ますからね。

もしも理系科目が苦手であれば、”生物基礎”と”地学基礎”を勉強して「科学と人間生活+生物基礎・地学基礎のいずれか」というパターンが勉強しやすいのではないかと思います。また理系科目が得意であれば”物理基礎”と”化学基礎”を勉強して「科学と人間生活+物理基礎・化学基礎のいずれか」というパターンが、後の勉強に繋がるものになると思います。

また実際の問題が無い状態なので、一つの賭けにしかなりませんが、旧課程の「理科総合」を勉強することも一つの方法かもしれません。と言うのも、物理基礎や化学基礎は以前に比べて、物理や化学の導入部分の内容が多く”実生活の応用”の部分をフォローすることが困難かも知れないのです。だとすると、その点に特化した旧課程の”理科総合”の方が内容として合っている可能性があるのです。

旧課程の理科総合も、少しずつ教材の入手が困難となっています。そこでこれがどれくらい有効な方法なのか断言することは難しいですが、選択肢の一つにはなり得るのではないかと思います。

2,受験案内の記述について
幅広い受験層に向けて、受験案内の記述がかなり平易なものに書き換えられています。それぞれの項目も見やすくなり、言葉も柔らかい表現になっているものも少なくありません。また受験生が間違えやすいポイントを具体的に指摘し、それに対する対策を併記してあるので、かなり分かりやすい受験案内になっていると感じます。

ただしそれでも、この制度に慣れている人でないと、なかなか内容は掴めません。これは試験の性質上、仕方ないことだと思います。そこで確実な出願には、誰か内容を知っている人にアドバイスを受けるか、ある程度余裕を持った出願を行い、誤った部分をすぐに訂正出来るように工夫しておくことが重要でしょうね。

3,本試験の日程の変更
今までは「8月1日・2日」で行われていた本試験が、今回は「8月5日・6日」に変更になっています。たかだか4日程度の違いでしかありませんが、予定の調整からすると大きな変更点であると言えますね。

また心配されるのが、数日ではありますが試験日が”後ろ倒し”されていることです。以前から書いているように、今回の試験で一部科目合格、すなわち不合格科目が発生した場合には、センター試験と第2回高卒認定試験を併願する可能性が出てくるのです。そうすると今まででもかなりタイトなスケジュールで出願を行っていたのに、それが更に短くなるのです。

もしかしたら、センター試験も日程が後ろ倒しになっているかもしれません。しかしその可能性は、個人的にはかなり低いと思っています。だとすると今まで以上に迅速な出願を行わないといけないので、今のうちから気をつけておいたほうがいいでしょうね。

4,試験会場の変更
日程の変更も影響しているのかもしれませんが、一部の受験地でその会場が昨年とは変更されているところがあります。うちの塾がある福岡県もこれに当てはまります。私は今回の「玄海高等学校」には一度も行ったことが無いので、その周りにどのような施設があり、交通機関をどのように使えばいいのか、今の段階では分かりません。

ただし試験を受ける人にとっては、これは非常に重要な情報になるのです。大きな意味を持つ試験だからこそ、十分な下準備が必要になります。ぜひ受験を検討されている方は、「どこが自分にとっての試験会場になるのか」ということを意識しておいてください。

5,申請書類の変更
高卒認定試験は、その合否にかかわらず、いろいろな申請書類が必要になります。その書類の書式が変更されました。記載内容はほとんど変わりませんが、書類に関する注意事項が裏面に書いてあり、丁寧に「”切り取って使用する”か”両面コピーで使用する”」と説明が為されています。そこで申請書類を使う場合には、この変更点に気をつけておかないといけませんね。

大きな変更点は以上です。他にも細かい記載の違いはたくさんありますが、直接、そして重要な変更点はこれくらいだと思います。またスマートフォンやタブレット端末など、携帯できる高性能端末が存在する時代なので、この点に関する注意事項も増えています。受験生も所持している人が多いものだと思うので、ここも気をつけておいた方がいいでしょうね。

ということで長くなりましたが、目立った変更点をまとめてみました。これが一人でも多くの受験生に参考にしてもらえると嬉しいです。ぜひ頑張ってくださいね。

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