今年の慶應義塾大学医学部の物理の問題から。
半導体発光素子LEDの正式英語名称を以下から選び番号で答えよ。※選択肢略
難しい計算問題と格闘するような勉強ばかりでは無く、このような問題を苦もなくサラッと解答出来るような受験生になって欲しいものです。この問題の正答率がどれほどのものなのか分かりませんが、”慶應医”を目指している受験生だからと言って、一般の人よりも正答率が格段に高いとは思えません。また一般の方でも、このような事は、あまりご存知無いのではと思いますからね。
受験のためにたくさん勉強すると思います。けれども勉強の目的が、合格をするためだけというのもなんだか寂しいもの。受験勉強をしながら、一般常識としても深い知識を身に付けることが出来れば、それだけ人間としての深みも増すと思います。ぜひそういう受験勉強をして欲しいですね。
なおLEDは”Light Emitting Diode”です。
立て続けに申し訳ありません。
こちら,問題を確認してみました。小問集合の1問だったのですね。
これは不意をつかれた受験生も多かったのではと思います。
化学でも,今年の早稲田大学の教育学部で化学史が大問で丸ごと出され,
「何となく」で選択肢を埋めざるを得なかった受験生が続出したようです。
(日本のノーベル化学賞受賞者の問題は,中学受験みたいと話題になりました)
こうした問題は,教科書のどこかには載っていますが(英単語は新課程の「言語重視」の姿勢,日本人の業績に関する言及は(改訂)教育基本法の記述を根拠に掲載するようになった教科書も多いです),改めてズバリ聞かれると答えられない可能性はありますね。
「入試で出るなら対策しないといけない?」というループも発生しますが。。。
余談ながら。今年の東京大学の化学の最後の問題も話題になりました。時事問題に関連させた出題意図は何となく想像できるのですが,受験生は「ここでこのことを問うんだ」と思いながら選択肢を埋めていたかもしれません。
コメントいつもありがとうございます。こちらも問題を確認しました。
まずは早稲田の問題。これは・・・すごいですね(笑)
さまざまな意見があるだろうと思いますが、教育学部での出題という事を考慮し、このような出題の姿勢は好感が持てます。
手元に無いもので、実際の高校の教科書ではどの程度扱われているかは確認出来ませんが、
うちの塾にある「視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録(数研出版)」には特集テーマの一つとして扱われています。
受験対策として・・・となると非常にドライな捉え方になってしまいますが、
今後の教育者となるべき人がこのような事を知っているのは、なんだか素敵なことのように思えてしまいます。
そして東大は・・・レポートの書き方ですか(笑)
これは確かに変わった視点の問題ですね。と言うより・・・やはり例の件ですよね、この出題のもとになっているのは。
ある意味”歴史に残る出題”なのかもしれませんね。
私も化学を指導しているので、多少の入試問題は見ているつもりなのですが、やはり専門分野である数学に偏ってしまうもの。
だとしたら、このようにコメントで教えていただけるのは非常にありがたいことだと思います。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。
もちろん、里見さんに余計な手間をお願いするものではありませんので、ご無理はされないでくださいね。