大学受験の基礎知識として

大学受験業界ではごく当たり前のことでも、一般的にはあまり知られていないものがあったりします。私は業界側の人間かと思うので、私が当然と思っていることでも一般の方は知らないことがあるかもしれない。・・・そんなことを感じたことがあったので、今回は大学群の名称について。

大学受験の話題では、よく”MARCH”や”日東駒専”などの「複数の大学をまとめた俗称」が出てきます。目的に応じて、地域別にまとめていたり設立時期ごとにまとめていたりといろいろなものがありますが、受験でよく出てくるのは難易度別に分けた言い方ですね。

ということで、昔からあるものも、比較的最近よく使われるようになったものも、いくつか紹介したいと思います。

注意:ただしこの言い方は、時に大学の中身を誤解させたり、一部の大学を嘲弄するような意図で出来たものもあります。そこで無闇矢鱈に使うと、逆に恥ずかしい思いをすることになるでしょうから、その点はぜひご留意ください。

○旧帝大・・・東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学
明治19年の帝国大学(東京帝国大学)から順に設立された、帝国大学令による大学です。歴史も専門性も高いため非常に人気があり、東大・京大・阪大の御三家は日本にある全ての大学の中でも、最難関校と言えるものですね。
なお大学受験業界では、東大・京大・阪大を別格として扱い、その他の4大学を”旧帝大”として言うこともあります。また外地に設立された帝大(現ソウル大学校・台湾大学)がこれに含まれることはまずありません。

○金岡千広・・・金沢大学、岡山大学、千葉大学、広島大学
地方国公立大学の中でも比較的人気の高い大学の頭文字を取ったものです。個人的には、割と最近になって耳にするようになった表現かと感じるのですが・・・。

○STARS・・・島根大学、鳥取大学、秋田大学、琉球大学、佐賀大学
地方国公立大学の中で、かなり入りやすい大学の頭文字をつなげたものです。入りやすいと言ってもれっきとした国立大学。そう簡単に合格するものではありませんので、決して軽く見てはいけませんよ。またこれらの大学の中でも佐賀大学などは、骨太な数学の問題を出題することがあるので、”問題難易度の高さ”において私は毎回注目していたりします。

○早慶上智・・・早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学
こちらは私立大学における最難関校です。特に慶應義塾大学の医学部や上智大学の外国語学部(英語)などは、それぞれの分野における最難関と言っても過言ではありません。

○MARCH・・・明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学
関東地方の人気私立大学です。マラソン風に書くと、トップを走る早慶上智に対し、ピッタリと後を付ける”第二集団”といったところでしょうか。また最近は、これに学習院大学を付けて”GMARCH”と呼ばれることも多いです。また大体これくらいのレベルまでは、私大を本命の志望校として挙げる人が多いものでしょうね。

○日東駒専・・・日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学
こちらが関東の私大における第3グループ。目安として地方私大のトップ~中堅クラスのレベルだと思えば、何となく伝わるかと思います。ただこのような難易度評価は絶対的なものでないため、正確なものは一つ一つ調べる必要があります。

○関関同立・・・関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学
関西地方の私立大学のトップ集団の頭文字を並べたものです。この呼び方も古くから定着しており、個人的には非常に”しっくり”くる呼び方だったりします。人気も難易度も非常に高いレベルの大学です。

○産近甲龍・・・京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学
そして関西地方の私立大学の第二集団をまとめたものがこちら。私には馴染みが深い呼び方なのですが、意外と関西方面でも知られていないこともあるようで。しかし決して簡単に合格出来るようなレベルでは無いんですよ。

その他、私大については次のような呼び方があります。
○大東亜帝国・・・大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学
○愛愛名中・・・愛知大学、愛知学院大学、名城大学、中京大学 ・・・など。

最後におまけ的なものになりますが”駅弁大学”という呼び方について。
ほぼネット上でしか使われることがありませんが、これは戦後に設立された地方国立大学を”揶揄する”言い方です。私はこの性質上好ましい表現とは思いませんが、実際にそこそこ使われている表現なので、知っておいても良いかもしれません。ただやはり”地方国立大学”と呼ぶべきだと感じます。

受験業界では特定の難易度帯を話題にすることが多く、そういう時にはこれらのような大学群を表す言葉があると便利なのです。しかし個々にはどの大学も特徴があり、優劣を付けられるものではありませんので、これらの言葉に振り回されると非常にもったいない結果につながったりします。言葉の印象に左右されること無く、受験生は自分にとっての最良の大学を選んで欲しいものです。

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