物理は現象を考えて欲しい

ちょうど去年くらいから、生徒にしきりに言っている言葉が「物理は現象を考えて欲しい」というものです。物理を受けている生徒の中でかなり多いのが、公式に値を代入すれば答えが出せると教えこまれていること。このように教わっていては、物理が「公式を運用するだけの数学」とほとんど変わらないものになってしまいます。

以前、生徒の高校の物理のノートで、どうということはない「水平な面上に置かれた物体に、水平方向にかかった力によって加速度を生じた」という設定に対して、水平方向だけでなく鉛直方向の運動方程式を立てていた(もちろん、授業でそう教わった)のを見て、唖然としてしまったことがあります。

こういうものを見てしまうと、実際には運動方程式の加速度や力が”ベクトル量”であることすら、教えている人が理解しているのかどうか、怪しく感じてしまいます。与えられた問題の設定から、その物体がどの方向にどのような運動をしているのかを把握すれば、このように誤解を生むような解説は必要ないと思いますからね。

もちろん、私はその授業を受けたわけではありません。だからもしかしたら(可能性は低いと思いますが)私の思い違いなだけかも知れない。・・・けれども客観的事実として、やはりその学年は物理を苦手とする生徒が非常に多いということを把握しています。

物理は問題で与えられた設定から、きちんと現象を考えて欲しい。・・・これは決して特別なことではなく、そもそも物理とはそういう勉強をする科目だと思っています。だから物理の勉強として、物理の内容をきちんと身につけて欲しい。私が期待しているのはこの程度のことなのです。

とは言え、このような不満を言っているだけでは現実は変わりません。だから私は生徒たちに当たり前のことを言い続け、当たり前の内容を指導していっているのです。目の前の生徒たちの状況くらいは、変えていきたいですからね。

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