物理の印象を変える

私立高校に通うとある生徒。文系なのに学校のカリキュラムの関係で、2年生で”物理基礎”を受けているとのことなのです。

文系で物理なのですから・・・まあ、言わずもがなです(笑)物理の視点から見ると、力学の基礎中の基礎なのですが、生徒から見たらチンプンカンプン。そこで学校の課題を使って、基礎から理屈を組み立てていっているのです。

身近な物理現象から始めて、等加速度直線運動の式を感覚的に導出します。その上で一つ一つの問題の設定を図示し、その関係式をいかに使っていくのか、その結果何が分かったのかを、問題の答えだけでなく物理的な結果を伝えていったのです。

そうしたら今日初めて「物理って面白いかもしれない」と。

・・・もちろん物理基礎の力学だけで、物理が語れるものではありませんし、これを機に「物理理系に転向する」ということでもありません。しかし、それまで全く意義を感じなかった科目に対して、「分かる」とか「面白い」とか、そういうボジティブな印象を持たせられたのは、とても貴重なことなのです。

この生徒にとって、もしかしたら物理基礎は「ただただ苦痛だった」という科目になっていたかもしれません。けれどもそれが全く変わってくれたのです。指導をしている私としても、とてもうれしく感じてしまいますね。

恐らくこの生徒の希望進路からして、物理基礎は受験にも使うことが無いでしょう。けれどももし今の興味が残ってくれるのであれば、受験を終え時間があるときにでも、本当の”物理”に触れてみて欲しい。そこで打ちのめされることになるかもしれませんが、それでも「勉強する意味すら感じなかった」というものに比べたら、雲泥の差と言えるでしょう。

指導というものを考えると、やはり私はこういう点に重きをおいていると感じますね。生徒が前向きになってくれる、それを応援していきたいと強く感じるのです。

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