勉強のやり方(ベタなタイトル)

受験対策が思うように進まなかったり、目標までまだかなりの差がある状況だったりすると、つい「裏技的なテクニック」に頼りたくなるものです。だから参考書コーナーに数多くある「○日間で完成」とか「数学を暗記だけで」とか、そういうたぐいのテクニックに目を奪われてしまうのですね。

以前から書いているように、そういうものはほとんど効果がありません。効果的な入試対策とは、結局のところ、当たり前の勉強をコツコツと積み重ねていくことなのですから。それを一足飛びで完成させようとしても、どうにかなるものではありません。

最近生徒から質問を受けたのが「現代文は傍線の前後だけを読んだらいいんですよね」というもの。・・・これ、最初は質問の意味が掴めませんでした。そこでどういうことなのかを知るためにいくつか質問を返してみたのです。

それから分かったのが、

① 「傍線部の内容や説明を問われている問題の答えは、その傍線部の前後に書かれているものである」と学校で教わった。
② だから問題を解くには、その部分だけを読めば十分であると思った。

ということなのです。だから私が生徒に返した答えが「じゃあそういうやり方で、問題が解けるようになったの?解けるようにならなかったのであれば、その考えは間違っているんじゃないの?」という”質問”でした。

そもそも残念ながら①の方法は間違っています。確かにそうやって答えを導けることもありますが、それを全ての問題に使えるものではありません(現にここ数年前のセンター試験で、こういう探し方が出来ない設問がいくつか出題されています)。しかしそれを問題にしたいのではなく、生徒が思っている「それだけをやっていればいい」という発想が問題なのです。

本文ではどのようなことが書いてあるのか、筆者がどのように論を展開しているのかなどを全く考えずに、「傍線部の前後を見れば解けるらしい」と何となく結論づけているのです。これは学習者としてかなり危険な発想ですよね。真正面から問題や条件をきちんと受け止め、それから論理的に思考する・・・という過程を全て切り捨てているのですから。

だからそういう方向に導きかねない、極端な裏技的テクニックを私は否定するのです。そういうものは目の前の(限られた)問題にしか通用しないものであり、そこから長い目で見た”生徒自身”にとっては、害悪とも言えるものなのですから。もしもこういう生徒が「勉強とは、試験対策とは、こういうテクニックをたくさん覚えるものなのだ」という認識になってしまったら、もう思考力というものは育ちようがありません。

日常の学習であれ入試対策であれ、「何かを学び → それを理解・納得し → その確認として問題を解く」というルーチンで勉強して下さい。こういう手順を踏まずに、「ただ問題さえ解ければいい」と考えてしまうから、テクニックに目移りしてしまうのです。しかしそれで得られるものはごく限られたものに偏ってしまうので、結局はいつまでも問題が解けないという状況が続くことになるのです。

最後に。私が現代文を解くために最も大切にしているのは「本文の内容を読み取る」ことです。当たり前のことのはずなのですが・・・上の生徒のように、当たり前に思っていない子も決して少なくないんですよ。

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