自分に合った参考書を

数学の大学入試対策において、次の本がよく持ち上げられています。

以前から書いているように、私はこの本はそれほど好きではありません。そしてそれに輪をかけて、この本を妄信的に持ち上げている風潮が、かなり苦手です。

確かに私も、現役時代に学校から渡された副教材がこれでした。定期考査は教科書や傍用問題集が試験範囲でしたが、実力考査の時にはこちらから出題されたので、随分と使い込んだ記憶があります。

けれども、基本的に数学が好きだった自分としても、最初は難しすぎて手が出せませんでした。中に、問題の解答や解説が書いてあるものの、その意味しているものがうまく掴めず、「こんな問題をスラスラ解ける人間なんているんだろうか」なんて感じたものです。

だからこの本は、多くの高校生には難しすぎるのです。それなのに副題に”基礎からの~”と入っていますし、有名な『数学は暗記だ!』(増補2訂版 数学は暗記だ! (和田式要領勉強術))にも登場するので、「とりあえずこれをやっておけば」という流れが出来てしまったんですよね。

恐らく青チャートは、数学の学力偏差値が60程度は無いとうまく使えません。そしてそれを超えた高校生であれば、敢えて青チャートを使わなくても、赤チャートで十分かと感じるのです。実際に青チャートでの発展問題は赤チャートと同程度ですし、赤チャートも基本問題をそれなりに収録しているのです。

で、なぜこのように青チャートのことを書いているかというと、自分に適したレベルの参考書をきちんと検討して欲しいと考えているからなのです。

例えば、青チャートが持ち上げられるのと同様「白チャートは簡単過ぎる」という意見も何度も目にしました。

ところが白チャートは、高校の授業内容を確認したりその内容の反復練習をするにはかなり適しており、きちんとやった時の最高到達点は思った以上に高いものなのです。だとしたら「白チャートの方が適している」と思われる高校生もいるはずなのです。・・・と言うより、圧倒的に多いと断言できます。

こういうことをぜひ考えて欲しいのです。自分の目標がどういうもので、現在の自分の実力がどれくらいのものなのか・・・ここから、適した参考書のレベルが決まってくるはずです。その段階でズレが生じていると、思ったように成績は伸びてくれませんからね。

今回はメジャークラスの参考書ということでチャートのことを書きましたが、他にも同様のシリーズはいくつもあります。扱っている問題のレベルだけでなく、どのシリーズが「自分に合うか」ということも大切なポイントなので、それも検討材料にしましょうね。

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