共通テストと英語の民間試験

先日の朝日新聞の記事について、まだまだ続きます。今回は先日の投稿でも扱った英語の民間試験のことを。(→ 大学入試と英語の民間試験のこと

さて先日購入した3月27日の朝日新聞の記事に、次のようなものがあります。

うちに来ている高校生に聞いても分かりますが、恐らく全国の中学・高校で最も採用されている(≒生徒たちに受験を勧めている)資格試験は、英検では無いかと思います。多くの学生が受験し、その結果を大学受験でも活用できるシステムが確立されており、歴史も信用もかなり高い試験ですから、きっとそうなるでしょうね。

ところがこの英検が共通テストでの採用が認められなかった、ということがこの記事に書かれているのです。その理由が、今の英検では面接試験(≒スピーキング能力を測るテスト)が別日程であり、一回の試験で4技能を測ることが出来ないから、というものなのです。

・・・さてここでとても大切な注意を。現在の英検に関してはこの記事の通り、共通テストでは採用を認められませんでした。ところが新しく、4技能を全て受けられる英検の新制度が準備されています。そちらは採用を認められているので、今まで通りの活用が可能となっています。これについて詳しくは、上の英検のリンク先にてご覧になって下さい(ただそれでも、運営の上で問題が生じる可能性があるのですが・・・)。

こういうことがある中、今日は次のような報道を目にしました。(日付としては、朝日新聞と同じものだったのですが・・・)

共通テスト8種認定 民間試験、審査甘く 申請追従、基準も曖昧

(私などがかい摘んで書くよりも分かりやすくまとめられているので、ぜひ一度ご覧になって下さい)

ある意味当然のお話なのですが、元々あった民間試験は大学入試とは関係なく、それぞれが独立しています。だから同じ英語であっても、学生向けのものもあればビジネス向けのものもあるのです。それらのものをどうやって、大学入試に採用するかどうかの判断をするのでしょう。これは「4技能を測る」という体裁が整っているか、くらいしか出来ないのです。

だから高校生に最も浸透している現行の英検が不採用になり、体裁の整った新しい英検は採用となるのです。

併せて、大学入試側が民間試験に対して「受験生が受けるから、それに合わせた試験内容にして欲しい」などと注文出来るはずがありません。だから大学入試として適切な試験になるかどうかも不明瞭のままで、それが各試験ごとにバラバラの状態になるのです。

これを踏まえて、今一度冒頭にリンクした、先日の投稿をご覧になって下さい。「東大は民間試験の結果を採用しない」とか「国大協が、民間試験の配点をかなり低くする案を出した」とか、書かれている内容に納得してもらえるのではないでしょうか。

私は英語が専門ではありません。だからSNS等で英語が専門である方の意見を見るようにしています。そうすると私が見る限り、ほとんどの先生方が英語の民間試験を活用することについて批判的なのです。中には大賛成をしている方もいますが、そういう方は基本的に・・・自主規制(笑)。

センター試験が廃止され、2020年から新制度である共通テストが始まります。そしてその3年後には、英語の民間試験への一本化が予定されています。残された期間で本当に、うまく制度としてまとまってくれるのでしょうか。私の今の心配が、杞憂に終わってくれるといいのですが。

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