私が見ていること

前職である予備校講師時代は、大学のリメディアル教育が”売りの1つ”になっているときでした。「専門的な勉強に入る前に、今まで身につけることができなかった内容を改めてやり直す」・・・このようなサポートを厚くして、いくら”Fランク大学”と揶揄されようともより良い教育ができるように、それぞれの大学の先生方が一生懸命になっていました。

それから十年近く経ち、すでにこれが”売りの1つ”にはならなくなってきました。それはこのことが不必要になったわけではありません。むしろこういうことが当たり前の状況になってしまっているのです。

以前も、某大学のシラバスに「英語のbe動詞から教えている」ということが話題になったことがあります。そういう時の世論は大抵、「わざわざ大学でやらないといけないことなのか?」という批判になるものです。けれども、やらざるを得ない状況だからやっている、という側面もきっとあるはずです。だから一方的に大学が責められるのはおかしな話でしょう。

小学校から高校までの内容を身につけているから、大学での勉強ができるのです。だったらこの状況をより良いものにしていくのであれば、まずは小学校から高校までの勉強を、きちんと身につけるシステムを構築するべきですよね。そうすることで大学の負担を減らし、本来やるべき専門性の高い教育に特化した方が、きっと学生のためになるはずです。

「就職の時に必要となる学歴をつけるため」
大学進学にこのような側面があるのは事実でしょう。しかしこのまま大学で行う専門的な高等教育が失われていくと、これからの日本の学問・研究の発展は暗いものになってしまうことでしょう。実際に、本格的に研究を目指す人たちの目は、海外の大学に向いていますからね。

今の子供たちが担っていく未来のために、少しでもこういう状況を改善したいと思っています。だから、数学1つ取っても「理解・納得」を重視しているのです。仮に一つ一つの問題に、小手先のテクニックを教えるだけだったら、きっと後になってその生徒が苦労することになるはずです。それよりも、多少手間がかかったとしても、その子が大きくなってもずっと活かしてくれるような学力を身につけさせたいのですね。

そんなことを考えながら、生徒一人ひとりの教材を決めています。中には、わざわざ塾で準備するのは珍しいとも言えるものも含まれています。けれども、生徒の現状と、今後身につけないといけない内容を考えたら、必要不可欠なものも出てきますからね。

このような私の思いと、学習する内容を汲み取って、生徒たちに希望の道に進んでほしいと願っています。

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