娘に算数を教える

先週の土曜日、たまたま生徒の欠席によって時間が空いたので、うちの娘に少し勉強を教えました。

(使っていたのはこの教材です。娘から「これをやってみたいから買って」とお願いされたので買ったものです。)

このように授業っぽいことをやっていますが、私は娘に英才教育をしたいわけでもありませんし、中学受験をさせるつもりも無いのです。そうではなく私としては「算数(数学)の問題文を”そのまま”読めるようになってほしい」と思い、こういうことをやったのです。

このブログでも何度も書いているように、最近は塾や予備校だけでなく、学校においても「はじき図」などの小手先テクニックや「問題文の付属語のみに注目させる」ようなキーワードマッチング・パターンマッチングなどが、広く浸透してしまっています。

そういうことに慣れてしまうと、問題の文章がシンプルに読めなくなってしまいます。同じことを表していたとしても、その表現が少し変わっただけで別のものに見えてしまうのですね。そしてさらに、その一つ一つを理屈抜きで”解法暗記”に頼るのですから、勉強の効率が落ちるだけでなく、勉強した内容が全く理解できないまま・・・なんてこともあり得るのです。

例えば割合において、「300円の0.8倍」と「300円の8割」と「300円の80%」が”同じもの”に見えない子はかなり多いのです。そして別々のものに見えてしまうから「○○割は分母を10にする」とか「××%は分母を100にする」とか、そういう区別しかできなくなるのですね。言うまでもなく同じものに見えてくれば、これらは0.8をかけようが8/10をかけようが80/100をかけようが、どれでもいいことはすぐに分かると思います。

理解が進んでくると、問題文をシンプルに読み、自然な発想で問題を解くことが出来ます。また併せて、問題文をシンプルに読むことが出来るようになると、それまで気づかなかった思考の共通部分に気づくようになり、結果として内容の理解がより進みます。その方がきっと勉強の負担が少ないですし、何より勉強している中身が分かるので勉強自体も面白く感じることが多くなるのです。

幸いなことに私は、算数や理科について、いろいろな話題を提供することが出来るのです。また内容理解のためのいろいろなプロセスを提示することが出来るのです。だからちょっとだけ、親としてサポートしてあげたのですね。

ちなみにもう一点。一つの問題について「いろいろな解き方があるので、それを模索することも大切だ」ということを教えたかったということもあります。

(↑ 最初の写真に写っているホワイトボードの内容がこちら)

これだけでは問題が分かりにくいのですが、ただ図の下で二通りの解法が書かれているのが分かると思います。こういう問題集は、一つの問題に対して一通りの解法しか紹介されていないことも多いものです。ましてこの問題集は、文章題の克服のために「丁寧に立式するための補助」が数多く設けられています。

もちろんそれ自体は悪いことではないのですが、上に書いたような背景の下では「この問題はこうやって解くものなのだ」と誤解されてしまうことも、これまた数多くあるのです。そうなってしまうと思考がとても窮屈なものになり、やはりスムーズな理解に対して障害になってしまいます。

一つの問題をいろいろな視点から眺めてみる・・・その結果、いろいろな解法が存在してもいいのです。そういう解法を数多く発見することが、より深い勉強につながるのですからね。そういうことをぜひ、娘に伝えたいと思っています。

説明が終わった後、娘から「また教えてね」とお願いされました。・・・とりあえず私の目的には近づいているようです(笑)

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