長文問題集に付属の音声CD

私は英語の長文問題指導をする際に、「一つ一つの文の構造を、自分の力で把握出来るようになること」を一つの目標にしています。英語の文を英語の文法から紐解き、その構造を把握出来れば、自力で意味が掴めるようになりますからね。その状況を作っていくことが、提供すべき”指導”だと思っています。

そのため、塾で購入した「生徒に解かせたい長文問題集」は、次の視点から選定してあります。

① 解説において、本文のすべての文について、その構成要素(主語S・動詞V・目的語O・補語C)を書いていること。
② 本文の音声CDが付属されていること(音声ダウンロードサービスでも可)。

最近の問題集は、この2つの条件を備えているものも多く、

などがよく見るものですよね。

さて今回は②の視点に絞り、私が考えていることを書いてみたいと思います。・・・のですが、今回の内容はあくまで現時点での”私の意見”です。異論等々はあるかもしれませんが、その点はぜひご了承ください。

私はこのような長文問題集に付属しているCDを、リスニング対策をメインの目的には考えていません。それよりももっと大事なことは、CDを聞くことによって「英文の構造を、ネイティブスピーカーのスピードで解釈していく」訓練だと思っているのです。

もちろん「聞き取れるかどうか」的なリスニング対策の意味も出てきます。しかし昨日の投稿にも書いたように、リスニングは生徒自身の聞き方に左右されることも多く、「分からない長文を聞いたって分かるわけ無いじゃん!」と思っている生徒に効果を出すことはとても難しいのです。

事前に長文を読み、問題を解き、解説をもとに構造を考え、その上で「音声で聞く」のです。そうすることで、どこに構造上のまとまりがあるのかを掴んだ上で聞くことができ、その感覚を養っていくことが可能になるのですね。

また言うまでもないことですが、このときに「ネイティブのスピーキングを真似してみる」ことが出来るとなお良いことなのです。ただテキストの長文を棒読みするのでは、構造を考えながら・・・なんてことはとても難しい。けれども「ネイティブがどのように構造を意識しているのか」ということを”真似”していけば、だんだんとそれが自分にも伝わってくるようになるのです。

つまり、長文問題集に付属のCDは、行き着くところは「読解のため」が一番だと思っているのです。こういうことに慣れた上で、リスニングはリスニングとして対策していくと効果がより上がると考えています。

ちなみに私もこういう考えで音声を聞くようになり、「もう音声CD無しの長文問題なんてやってられない」なんて思ってしまうようになりました(笑)
構造を考えながら聞くと、ネイティブの息継ぎでさえ、言葉のまとまりの区切りで行われていることがわかります。同じ音声を何度も聞いてそれを真似していくと、だんだんと本文を見なくても音声だけでそれが伝わってきます。・・・こんな勉強、現役時代にやっていればよかったのになあ!(←仮定法)

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