今後の大学受験指導に向けて、今日も何冊か参考書を購入しました。その中で特に良かったのが、ある現代文の参考書。具体的な書籍名などは、もう少しきちんと読んでからご紹介しようと思いますが、パラパラと目を通しただけでも他の参考書とは一線を画したものになっています。
さて個人的な意見なのですが、現代文の参考書において『本文をきちんと読まなくても解けるようになる』という類のものはダメだと思っています。大体においてそういう書籍の解説は、問題を解くためのテクニックに終止しているものが多く、さらにそのテクニックの再現度がそれほど高くないのですね。
つまりその書籍の著者は・・・おそらくとても有能な方なのでしょうが・・・そういうテクニックを活用出来るのでしょうが、読者はそれが使えないのです。テクニックにいくら紙面を使ったとしても、その中身がなかなか頭に入ってこないのですね。
またこういう本のマズいところは、「そのテクニックが使える題材で解説をしている」のです。だからその本の中では十分に納得できたような気がしても、実際に他の問題を解こうとすると全く使えない、なんてことも少なくないのです。
やはり王道は『本文をキチンと読み、それを把握出来るようになること』だと思います。そういう基本的な部分を疎かにせず、真正面から取り組んでくれる参考書を、私は勧めたいと思いますね。
・・・こうやって考えると、私はつくづく「問題さえ解ければどうでもいい」とは思えないようです(笑)