縁がある人のほうが少ない話題でしょうが。
以前も書いたように、うちの塾には高専(工業高等専門学校)の生徒も通っています。まだ1~2年次では高校の内容をやっているものの、3年次から大学初級レベルの数学や物理・化学が中心になってきて、そういうものもここで勉強をしているような次第です。
私は理系専門とは言え、大学以上の物理・化学にそこまで明るいわけではありません。そこでそういう勉強への指導は、専ら数学ということになってしまいます。
ここ数回で授業したのは、「級数展開を用いた三角方程式の解法(cos(z)=-3など)」「接平面を求める手順としての、偏微分と外積との比較」「偏微分を用いた合成関数・陰関数の微分」「2実数関数のテイラー展開」「重積分の具体的な計算(累次積分など)」「重積分における直交座標から極座標への変数変換」など。・・・ほら、ほとんどの方には”ちんぷんかんぷん”な内容だらけなのではないでしょうか(笑)
きちんと調べたわけではありませんが、おそらくこういうレベルの指導ができる塾はあまり無いと思います。だからこの生徒はきっと幸せだったことでしょう。
身近に、こういう指導ができる塾があったということ。そしてその上で、入塾をした場所がたまたまそういう塾だったということ。
個別に指導をしているということは、一方で「アルファベットも分からない中学生に、一から英語を教え」ながら、一方で「難関大学の受験指導をする」こともあるのです。そう考えると、我ながら稀有なサービスを提供しているなあと実感しますね。
まあさすがに大学数学は、自分が勉強をしていた頃から今まで直接はあまり使うことが無かった知識なので、私も”予習しながら”で無いとしんどい内容であることは否定できないんですけどね!