勉強についての才能やセンス

私は、勉強について特別な才能やセンスは必要ないと考えています。しかしどうしても、勉強に向いている人とそうでない人がいることは事実です。だからそれを才能やセンスという言葉で置き換えても、それほど大きな差異は無いと思っています。

さて勉強に向いている人とはどういう人なのでしょう。頭がいい人?暗記が得意な人?本をたくさん読んでいる人?・・・いいえ、私はそういう部分ではないと思います。

私は、勉強に向いている人とは『分からないことをそのままにしない人』だと考えています。

自分の専門分野であっても専門外の分野であっても、分からないことに”気持ち悪さ”を感じ、それを分かるように普段から行動している人は、勉強に向いていると思います。その気持ち悪さを解消するために本を読んだり資料で調べたり深く考えたりする・・・こういうことを普段から自然にやっている人は、きっと多くのことを吸収し身につけていくことでしょう。

勉強が苦手な生徒は、分からないことが出てきても、そのまま放置することに慣れてしまっていることが多いのです。だから、一つの内容を理解するときに何が「幹」の部分で何が「枝葉」の部分か区別がつかなくなってしまうのですね。そうなってしまったら、試験前に「もう分からないから全部覚えるしか無い」みたいになってしまうのも当然でしょう。

『分からないことを知るのは楽しいこと。』

これを感じることが出来るのが、才能でありセンスであると言えると思います。

・・・ただ。

本来、学問があるべき姿ってこういうものなんじゃないでしょうか。こういう発想を特別視するだけでなく、ともすれば「勉強ばかりして変わった人」という取り上げ方をするメディアを見るたび、どうにもやるせない気持ちになってしまいます。

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