蜘蛛さんのお話です!

今日は塾もお休みなので、ちょっと身近なお話を・・・。
昨日2つほど、蜘蛛に関する出来事があったのでまずはご紹介します。

まずうちの塾の建物の横に、ちょっとした茂みがあるのですが、それと建物との
間に3匹ほどの小さな蜘蛛が巣を作っていました。
お客さんが来る仕事なので、入り口近くにあるその巣は撤去しないといけないのですが、
少し興味をもってその巣をよく見てみたのです。
建物と茂みを結んでいる糸の中で、特に巣がかなり茂み寄りなので、
巣と建物を結んでいる糸に注目をしたら、これが非常に太いんです!
よーく見てみたらこの糸は、ある程度離れた場所にある巣を支えるために、
10本ほどの糸を束ねて、頑丈にしてあったんです。
だから、軽く指で弾いても、普通の糸のように「ピンっ」って反発するし
肌触りもすべすべでした。

次に昨日の夜。
お風呂のあと、普段生活している2階の部屋に上がったら、2階の洗面台に大きさ10cmくらいの蜘蛛が!
いくら”益虫”であるとは言え、さすがにそんな大きさの蜘蛛が近くにいたら気持ち悪いです。
そこで一旦は物陰に追い込んだのですが、しばらくしてまた出てきている!
・・・これは父親の威厳を見せねば!と意気込んで、箒を片手にいざ出陣。
そしてその蜘蛛を・・・1階まで逃してあげました!
その時に「あれ?」と感じたのですが、蜘蛛を追っているとき、蜘蛛が階段の高いところから落ちたんです。
すると・・・小さい蜘蛛と同様、糸を出しながら落下の衝撃を弱めていたんです。
私はてっきり、巣を張る蜘蛛以外は糸を出さないものだと思っていたので、かなり意外に感じてしまったんです。

ということなんですが、ここまで書いておいて何なのですが「蜘蛛が苦手な人って多くないですか?」
まあ、あの特異な容姿からしたら当然かも知れませんよね。
私もまぁ、小さいものはなんとも思いませんが、やはり大きなものになると嫌ですね(汗)

で、このブログを書くために、少し蜘蛛について調べてみました。
色々と面白い習性や、昆虫との違いについて知ることが出来たのですが、
それを全部書いてもかなり長くなるだけで、あんまり面白くありません。
ということで・・・蜘蛛に関する豆知識!・・・くらいの感覚で読んで頂ければと思います。

まず、蜘蛛と言えばあの糸ですね。あの糸ってどれくらいの強度があると思いますか?
実は「同じ太さの鋼鉄の5倍、伸縮性はナイロンの2倍」だそうです!
この数値、びっくりしますよね。道理で塾の建物につながっている糸が強いわけだ。
この糸、「あらゆる蜘蛛が」自分が歩くときに常に出しているようです。
なので巣から離れても糸を辿って戻ることもできますし、高いところから落ちても大丈夫なんです。

またこの糸には”粘液がついている”ものと”粘液がついていない”ものとがあります。
網状の巣を考えてもらったら、あの中心から外側に伸びている縦線には”粘液がついていない”糸であり、
その縦線の間に細かく張っている横線には”粘液がついている”ものが使われているようです。
だから先ほどの建物につながる糸がすべすべしていたのも納得がいきます。

あの糸の成分を調べると、蜘蛛の体内で液体上のタンパク質の塊があり、それが空気中に出るときに
糸状になるようです。これは化学的には不可逆変化。
卵をゆでたら固まりますが、ゆで卵は生の半液体状には戻りませんよね。あれと一緒です。
しかしタンパク質でできているということで、蜘蛛は不必要な糸は自分で食べて、再度糸にすることが
できるらしいです!・・・すごく合理的ですね!

次に蜘蛛のお食事。蜘蛛はほぼ全て肉食です。
基本的に自分と同じくらいか、やや大きいくらいの虫や生き物を食べています。
しかし蜘蛛には、肉を食べるほどの頑丈な顎はありません。また体内に消化器官もあまり存在しないのです。
蜘蛛は餌を捕まえると、まず糸を巻きつけていき、相手の自由を奪います。
そして餌に消化液を注入し、相手を溶かしてから液体を飲むということをやっています。
そこで蜘蛛が餌を食べると、噛みちぎられるというより、内側だけが空洞になっているようになるそうです。
・・・なんだかとってもグロテスクに感じるかも知れませんが、
逆に考えると「人間は噛み付かれることも刺されることも少ない」ってことなんですよね。
ただ、そうは言っても不気味に感じるかも知れません・・・これが蜘蛛を元にいろんな怪奇伝承が
言い伝えられている原因になっているんでしょうね。

ちなみにアメリカなどでは、スパイダーマンに代表されるように、「普段は大人しくしているけれども、
敵に対しては容赦なく攻撃する」ということで、ヒーローのモチーフにされることもあるそうです。

さて蜘蛛と言えば「毒蜘蛛」を想像する人がいると思います。タランチュラ(オオツチグモの一種)などが有名ですよね。
ここは誤解を招かない様に書かないといけませんが、人間を死なせてしまうほどの毒を持つ蜘蛛は本当にごく一部です。
ほとんど全ての蜘蛛は、虫を殺すほどの毒しか持っていませんし、人間の皮膚を貫くほどの牙や顎を持っていません。
ただしやはり強い毒を持っている蜘蛛も存在し、その毒でかなりの痛みや腫れを引き起こすものがあります。
しかし毒自体よりも、その毒による「アナフィラキシーショック」の方が深刻な問題になるでしょうね。

またすごく意外なことを書きますが、「最も長い距離を飛ぶことができる節足動物は蜘蛛」だったりします。
なので、地殻変動により新しい土地が出来たときは、蜘蛛の種類が一番早く生活を始めるとのことです。
何だか蜘蛛って、ものすごい生き物なんですね!

蜘蛛の糸に関しては、人間も工業的に利用できないかどうかを研究されているようです。
しかし今のところは、蜘蛛を養殖することが困難で、あまり実用的なものにはなっていないようですね。

いかがだったでしょう。途中にも書きましたが、蜘蛛が苦手な人も多いと思いますが
その生態を少しでも知れば、多少興味の湧く対象になるのではないでしょうか。
蜘蛛は人間生活の中で、害虫を駆除してくれる”益虫”です。決して無理に好きになる必要は
ありませんが、「人間への危害はほとんど無い」ってことがわかれば少しは安心出来るのではないでしょうか。

最後に・・・蜘蛛は自分が餌にできるものをしっかり判断でき、それ以上のものには攻撃をしません。
基本的に人間を相手にしたときには、蜘蛛は逃げることしかしません。
だから安心して追っ払ってあげてください。

というわけで、いつもとはかなり違った趣向で書いてみました。
また何か興味の対象が出てきたら、こんなことも書いていきたいなぁ・・・なんて思っています。

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0 Comments

  1. ジイジ

    Arachnophobia、日本語でいえば蜘蛛恐怖症は数多い恐怖症の中でもおおいもののひとつです。ただなんとなく嫌いというレベルから、箒で追いかけて殺さないと気が済まないというレベルまで、引き起こされる反応は千差万別です。私も蜘蛛が決して得意とか好きだとはいいませんが、できるだけ静かによそに行っていただこうとしています。一度閉口したのが、車のなかに紛れ込んだ蜘蛛が、首を這い回ったことでした。それでも払いのけるだけで済ませました。そうするにはわけがあります。十年以上前、セアカゴケグモという弱毒性の蜘蛛が関西で見つかった時、地域がパニックになり、クモ狩りがさかんにされました。それを見ていたあるHIVエイズウイルス感染者が「まるで自分たちが狩られているように感じる」とつぶやきました。非合理的な行動は深いところで差別とつながっていると思います。

    Reply
    1. nabe (Post author)

      さすがに医療に携わる方の意見には重みがあります。アラクノフォビア・・・映画のタイトルにもなりましたね。
      お話されていることに私がとやかく言う内容はありません。
      私はこういう記事を書くときには、(例えば今回の場合)
      「蜘蛛は攻撃性が少ない。だから駆除しやすい」なんてことは書きません。
      「蜘蛛がいても、普段の生活には影響が少ない」・・・となることを期待しながら書いています。

      その理由は、まさにおっしゃるとおり「何かに対して排他的になる≒差別意識」だと感じるからです。
      嫌悪感を感じやすいものや、自分にとって異質に感じやすいもの・・・そういうものを扱ったときには、
      「どうしたらそれを受け入れられるか」なんて考えながら、このブログを書いています。

      これもまた「わたなべ学習塾の考え方」の一つですからね!

      Reply
  2. toromi

    お疲れ様です、かわいい妹です。

    盆明けから昨日までで3回、記事と同様全長10センチくらいの蜘蛛が家の中に出現したよ。
    ゴキブリを食べてくれると言っても、壁を歩くだけで音が聞こえる大きさの蜘蛛がそこにいるっていうのは平気ではいられないし、蜘蛛が居るってことはゴキブリも!?と思って余計怖くなる。

    で、偶然にも私も蜘蛛を調べていて、
    蜘蛛の糸には6種類ある、とか
    害虫を駆除してくれて人間には攻撃しないいい奴だ、とか
    アシダカ軍曹(アシダカグモが巨大蜘蛛代表らしい)写真館とか発見した。

    でも気持ち悪いことに変わりはない。

    なぜ何も悪いことしないのに「怖い」とか「気持ち悪い」とか思ってしまうのか、というと

    人格形成の過程で、この話だと
    「蜘蛛を怖がる姉」
    「蜘蛛を必死で殺す祖母」
    など、周囲の人間が対象物に対する行為や反応を学習し
    「蜘蛛はなんだかわからないけど怖くて退治しなければいけないもの。」
    「それはきっと害があるから」とか
    「あの姿は恐ろしいもの」
    という学習がされてしまうから・・・らしい。

    上記の記事ではないけれど、
    差別も虫も、嫌悪感というのは
    「理屈がわからないから怖がる」というより
    「あれは怖がるもの」という無意識的な学習からなので、そこから覆すことができたらいいなぁと思っている今日このごろ。

    (ヤモリは平気なので、対巨大蜘蛛に飼育しようか本気で考えたが、どうやらヤモリの方が喰われてしまうらしい。)

    Reply
    1. nabe (Post author)

      いろいろと蜘蛛を擁護する文章を書いたけど、結局「苦手なものは苦手」なんですよね。
      ただその主たる原因である、あの醜悪な容姿。餌を捕獲するときの残酷さ・・・。
      そういったものが、いろんな物語のモチーフになっているのも事実なのです。
      インパクトに欠けるものをモチーフにして物語を作っても、それはインパクトが無いまま終わってしまいます。
      ギリシャ神話の「アルケニー」や民間伝承の「女郎蜘蛛」など、どのような特徴がルーツになっているのか
      調べてみるのも、楽しいかもしれませんね。

      このように、単純にここに書いてある記事を読んでもらうだけでなく、この記事を元に
      もっと楽しみが増えることを期待していたりします。
      そうやって”お兄ちゃん”はブログを続けていたりするんですよ(笑)

      Reply

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