センター試験数学IIBの私見

現在塾ではセンター試験に向けての問題演習が進んでいます。
さてその中で、数学IIBに関する指導を行う上で、私が日頃から考えていることを一つ。

センター試験の数学に向かうに当たり、まずは全問を解答できることが基本であると考えています。
それは試験で100点を出さないといけないということではありません。
”時間さえかければ”全ての問題を解くことができる・・・という状態から
ようやく対策が始まると考えているのです。

この”時間”が数学における一番の問題。
どうしてもセンター試験では、受験生に点差をつけないといけないので、
計算に工夫をしたり、正確な計算をしないと時間がかかってしまう問題が良く出されます。
そうすると問題をいかにして解くのか、ということができていないと
その時間短縮の対策ができないのです。

よく数学の先生で、「時間がかかる問題は後回しにして、解きやすい問題から解けばいい」と
言われる方がいらっしゃいます。
しかし問題を後回しにしていると、どうしてもその問題のことが頭から離れません。
解けていないことが頭から離れないので、他の問題を解くときにも大なり小なりの影響が出てしまうのです。

ならば具体的にどのような時間配分をするべきなのか・・・ここまで教えないと片手落ちになってしまいますよね。

そこで具体的な時間配分の方法を、数学IIBに関して書いておこうと思います。
ただし・・・これはあくまで私の私見。絶対的な正解ではありませんので、そこは自分に合った方法を
考えておいて下さいね。

まず数学IIBについて、計算が膨らみやすい分野を知っておきます。
それは経験上、第2問の微積か第4問のベクトルの分野かと思います。

そこでまず、試験開始後、すぐに問題を解き始めるのでは無く、一度全体に目を通します。
特に微積とベクトルに関して、おおまかな計算の方針を立てながら、
他の問題とのバランスを見ていくのです。
もしも微積やベクトルで時間がかかりそうならば、それを後回しにするようにしておく。
そうでないならば、第1問から順に解いていった方が、気持ちの負担は楽になるはずなのです。

こういう方針を立てるのに、慣れてきたら1~2分程度しかかかりません。
これくらいだったら、後になってから方針に迷うよりもずっとマシなコストだと言えます。

こういう具体的な方針の立て方を知った上で、今度は時間がかかる問題での”時間の短縮法”を身に付けていくのです。
特に微積に関しては、積分計算を簡略化する幾つかの方法があります。
積分で早く正確に計算できる工夫を知れば知るほど、他の分野の正答率がどんどん上昇し、それが安定していくのです。

正直、数学IIBの試験において、平均点になりがちな45~65点付近の得点を取ることは、
内容の把握をしっかりするだけで十分に安定します。
ただしそれよりも多くの点数が必要な場合、問題の解き方だけでない対策も必要になってくると思うのです。

ちなみにどうしても微積とベクトルの両方の計算量が圧縮できない場合は、
選択問題で第5問(統計分野)や第6問(コンピュータ分野)を選択することも一つの手です。
統計に関しては、分散や標準偏差の計算で時間を取られてしまう可能性もありますが、
コンピュータの分野に関しては、それほど計算量が膨らむことはありません。
であれば、国公立文系の受験を考えている受験生には、それなりに有効な選択肢となり得ます。
授業で勉強する機会は少ないかもしれませんが、知っておくと便利なことですよ!
(理系受験生は二次対策も兼ねるので、オーソドックスな第3問・第4問のセットを解くほうがいいでしょうね)

ということで、私なりの意見を書かせてもらいました。
これが絶対に正しいというわけではありませんが、「時間配分をどうしたら良いのか分からない」という受験生は
かなり多いと思います。そういう方々への参考になれば幸いです。
徐々に本番が近づいてきて、気持ちがどうしても焦ってしまうと思いますが、
ぜひ丁寧な対策を立てるようにして下さいね!

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2 Comments

  1. gari

    分野別にやるのもいいですし、私は1問1問でもいいと思いますね。
    時間かかりそうと思ったら迷わず飛ばして後回しにするのも1つの手だと思います。

    ただ、飛ばした時にマークシート(だけではないですが)は答案用紙の記入位置を間違えないようにすることが重要ですね。
    後から気付いて消して書き直したりするとそれだけで時間がかかりますし、結構その書き直しで間違えたりするし、焦っちゃうので…(経験者は語る(笑))

    飛ばすときは必ず答案用紙のどこから始めるのかをまず確認するようにするとよいかと…
    逆にそれくらいの余裕を持って試験に臨めるようになればしめたものですね!!

    Reply
    1. nabe (Post author)

      コメントありがとうございます。
      結局、時間がかかりそうかどうなのかは、その問題が解ける力が無いと判断に困るものなんですよね。
      だから分かっている人は気軽に「飛ばせばいいのに・・・」なんて思っちゃう。
      けれども分からない人には、「このまま解くべきなのかどうか」も分かりにくかったりしますから。

      あとマークシートの確認はその通りです。
      この部分は高卒認定試験の指導歴も長いので、いつも「問題番号を有効活用」するように言っているんですよ!
      ・・・実は私も経験者だったり(笑)

      ということで、これからもどうぞよろしくお願いします♪

      Reply

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