「重力」の延長線上で・・・

私は毎日、こちらのブログのアクセス状況を確認しています。
特に気をつけているのは、うちのサイトに訪問する方がどういうキーワードで
検索をして来られたのかということ。
これがその時々の、訪問者が知りたがっているテーマという事になるのです。

さてここ数カ月、不動の第1位をキープしているワードが「高校 地学」というもの。
(実際にはお気に入りなどに登録してもらって”検索ワードなし”がトップです)
やはりいろんな意味で、地学は注目を浴びているのですね。

そういう意味も含めて、昨日のブログで「重力」について書かせてもらいました。
きっかけは先日の授業にて、地球とは完全な球体では無く楕円回転体であることを紹介したことです。
ここで「重力とは測定する場所によって変わり得る値なのだ」ということを話したのです。
昨日のブログ記事は、そのお話の一部分を切り取ったものだったりします。

そんな中、いつも拝見させてもらっている、とある塾のブログにて次のような記事が更新されていました。

地学教員が危機的に不足している件 (尾崎塾の塾長ブログより)

まさにその通りだと思います。

さてうちの塾の周辺の地域を見てみても、やはり”高校レベルの理科科目”を直接教える塾は非常に少ない。
これは前職の経験から見て、何もうちの塾の周辺に限ったことでは無いと感じます。
人が非常に多い都市部であればまだマシであるものの、人が少ない地域ならば
ちゃんとした理科を教られる人は、ほとんどいなくなってしまうと言ってもいいかもしれません。
(特に、化学と地学が顕著だと感じます)

私も地学に関しては、ある程度全体像を掴んでいる程度です。
きちんと授業をするためには、それなりに時間を貰わないとお金を頂くレベルにはなりません。
その原因の一つに感じるのが、現在学校や塾で勉強を教えている世代が、
受験戦争とも言われた大学受験を過ごしてきたことだと思います。

今でもその傾向は残っていますが、基本的に理系は「物理・化学」か「化学・生物」を選択します。
そこで「物理理系」や「生物理系」という言葉があるのですね。
高校でもその傾向に沿ったカリキュラムを作っているので、そもそも地学の授業を行なっていた学校も
限られていたはずなのです。
実際、私の高校時代でも、地学を履修することはできませんでした。

なお、以前のブログでも書きましたが、地学を授業するにはかなりの専門的知識が必要です。
物理や化学を教えている人でも、ちょっと勉強しただけで内容が掴めるものではありません。
ならば現状を打破するには、片手間に地学の対策をするのではなく、
理科系教育に関する大掛かりな取り組みが必要かと思うのです。

うちのような個人塾では、指導をしている私が勉強するしか無いと思います。
けれども一般の高校で授業を受ける生徒の事を考えると、
公教育ではもう少し、本格的に”地学”への取り組みが必要でしょうね。

またもう一点追加すると、この「地学基礎」を使って受験する生徒は文系が主体になる可能性が高いということ。
ならば「地学を勉強した生徒が、後に教員になって地学を教える」という循環が出来にくいのです。
こうやって考えると、短期的な視点だけでなく、長期的な視点から見た対策が必要になるのです。

ということで、今回は問題提起ばかりの記事になっていますが、
その解決策として私なりの意見を書いても、残念ながら現実味の無いものに終始してしまいます。
そこで現在の教育業界の問題の一つとして、認識してもらうことを目標として
今回の記事を書かせてもらいました。

「重力と万有引力の関係」を説明できる教員は多いと思いますが、
「重力異常やジオイド」の説明をきちんとできる教員はどれほどいるのか。
・・・端的に言うと、こういうことですね。

なお旺文社の調査によると、平成27年度の受験から、大学ごとの理科科目の受験パターンは
かなり複雑なものになっています。
もしも必要な場合にはこちらの記事【平成27年度からのセンター試験について(理科)】
参考にされてください。

これからもこういう大切な情報は、どんどん発信していこうと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

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