足元を確認する

とうとう今日で、センター試験の本番まで一週間を切りました。
こういう日にちだからこそ、足元を確認して欲しいと思い、少しいつもと異なる内容を書きたいと思います。

まずセンター試験の受験者に対して、すでに受験票が届いていると思います。
その受験票をこの連休中に確認しておきましょう。
きちんと自分の受験会場は把握していますか?
会場までの交通機関は把握できていますか?
学校の先生、塾や予備校の先生の引率は把握していますか?
自分の受ける科目の時間割を把握していますか?
そして何より、「受験票に写真を貼付していますか?」

本番が近づいてくると、どんどん焦って勉強以外のことに目が疎かになってしまいがちになります。
これは受験生だけでなく、指導をしている先生なども同様の事が言えるのです。
私自身もつい写真のことなど受験生に任せていたら、本番前日にまだ貼付していない生徒がいて
かなり焦ったこともあるのです。

そして前回のセンター試験でもかなり問題になった、地歴公民や理科科目の受験方法。
これは受験する立場からも理解していないと、余計に混乱を大きくしてしまうことに繋がります。
自分が地歴公民や理科でどの科目を受験するのか。何科目受験するのか。
だとすると試験会場でどのような動きになるのか・・・この点はしっかりと把握しておかないといけません。

そして今一度、受験校も再確認しておくべきです。
第一志望の学校は、受験科目や得点配分など、把握できていることでしょう。
しかしセンター試験を出願してから今までの受験勉強で、第二志望などが変化している事があるかもしれません。
その時に「受験不可能な科目選択」をしている可能性も多からずあるのです。
”多からず”・・・ではあるのですが、もしもその条件に当てはまった場合には、
出願ギリギリで受験校を再設定しないといけません。
そんな危ないことをしないで済むように、本番前にきちんと整理しておきましょう。

そして最後に、確認ついでに私の大きな失敗談を。
受験生の中には、第一志望の勉強に集中するために、滑り止めの大学を「センター利用の私大」で
考えている人も少なくないでしょう。

以前私が担任で持っていた生徒がいました。正直非常によく出来る生徒だったのです。
その生徒は受験でもかなりの難関校を受験する予定でした。
だから私も、その勉強に集中できるように、ある私大のセンター利用を第二志望として考えていたのです。
ただしここで油断をしていたことがあったのです。

「その私大のセンター利用の出願が、センター試験本試験の時には締め切られていた」のです。
大半の大学が、センター利用の出願はセンター試験の本番後に締め切られていました。
そこで試験の自己採点結果を踏まえて、出願するかどうかを考えていたのです。
私もてっきりそのつもりでいたため、本番前で締め切られることを完全に考えていなかったのです。

当たり前ですが、その時はもう取り返しがつきませんでした。

だから私は、受験に対してその事務作業も疎かにしてはいけないと反省したのです。
そして私と同じ失敗を他の人には経験して欲しくない、そういう思いでこのような記事を書いているのです。
どうしても受験といえば、勉強の方に気持ちが偏ってしまいます。
しかしその勉強を無駄にすることが無いように、無事に試験を受けること、無事に受験できることを
優先して考えているのです。

ということで、「今さらそんな確認なんかしなくてもいい」なんて思わずに、
大切な試験だからこそ「もう一度確認しておこう!」と、前向きに捉えて下さいね。
一人でも多くの受験生が、無事に試験を受けられることを心から祈っています!

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