物理・化学の二次対策として

今回も理科系科目の勉強法に対する私見を書いていきたいと思います。
ただし全ての人に当てはまることでは無いかもしれないので、
参考になりそうならば活用してやってくださいね。
そうでないと感じた場合に、無理に合わせる必要はありませんからね!

さて昨日の記事で、センター試験の物理に関して「高校の教科書で十分」というお話を書きました。
しかし二次試験ともなると、難易度はとてつもなく跳ね上がります。
また難易度が上がるだけでなく、センター試験では扱われない範囲からの出題もあります。
(これは他の理系科目にも言えることです)
そのために二次試験に向けて、どのような対策をするのかは非常に難しいのです。

では具体的にどのような対策をするべきなのか。
まず最初にやるべきは、実際の二次試験の問題にぶつかってみることです。
もしも基礎知識が無い状態で問題を解いてみても、全く分からないことも少なくありません。
しかし「分からない場所はどこなのか」を把握しなければ、対策のしようがありませんからね。

その分からない部分が分かれば、その分野の基礎を確認して欲しいのです。
この時に私の意見として、「センター試験対策の問題」を活用することをお薦めするのです。

ここで言うセンター試験対策の問題とは、センター試験の過去問を解説した参考書ではありません。
有名予備校などが出版している、センター対策問題集を利用するのです。
実際に問題を解いてみると分かりますが、このような問題集に掲載されている問題は、
二次試験の内容を教科書やセンターレベルにアレンジしているものが多く見受けられます。
そのため、二次試験で分からない問題の類題が扱われていることも少なくないのです。

先ほど書いた「二次試験では問題の難易度がかなり上昇する」という点。
これは言い換えると、教科書に書いてある説明と問題で出題されている内容とが、
大幅に差が開いていると感じると思うのです。
出来れば「教科書レベルの問題と二次試験レベルの問題との接続をする内容」が欲しい
・・・この部分を補う事ができるかもしれないのです。

そこでまずは二次試験レベルの問題にぶつかってみる。
そして分からない問題について、それに関連するような問題が
センター対策問題集に掲載されていないか確認をしてみるのです。
おそらく手元にある問題集は、何度か手を付けているものだと思いますので、
未知の問題から始めるよりもずっと効率よく対策が進められるはずなのです。

ただし、該当する問題が必ずしも存在しているかどうかは断言できません。
もしも存在しない場合には、とにかく「手を動かし、かつ簡単なことでも分かっている人に質問する」ことです。
教科書でもいいですし、二次対策の問題集でも構いません。
解説の内容を自分の手で書いていって下さい。
書きながら「なぜこうなっているんだろう」と疑問に思って下さい。
疑問さえ見つかれば、その部分を質問することができますからね!

二次対策で一番問題になるのは、分からない部分が多すぎて「何を質問していいのか分からない」状態になること。
そこに注目することが、効率よく対策を進めるポイントになるのです。

なお、すぐに受験するわけでは無い高1~2年生については、かなり大変かもしれませんが
「最初から二次試験の問題を中心に、数学・物理・化学の内容を掴んでいく」ことをお薦めします。
これは以前にも書きましたが、今でも内容把握のために二次試験の問題は有用であると感じていますから。
・・・その分、教える方は大変ですけどね(笑)

ということで、今はセンター試験に集中していると思います。
しかし理系の受験生は特に、二次試験に対する心配がずっと続いているのでは無いでしょうか。
センター試験が終わるまでは、しっかりとセンター対策に集中してください。
そして試験が終わっても、二次対策として今の問題集を最大限に活用してください。
きっと今から、分厚い問題集を購入するよりも効果があるはずですからね!

みなさんぜひ、がんばって下さいね!

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